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マイアーの娘たち

 マイアーの遺言の1つに「結婚はロートシルト家の親族内で行う」とある。

 5人の息子たちは欧州の主要都市に移住してそれぞれがその地の銀行家になっているが、5人の娘たちはどうなったか。

 長女のシェーンヒエ・ジャネットは長男アムシェルの2歳年長で、ベネディクト・モーゼス・ウォルムズに嫁いだ。子供にモーゼス・ベネディクト・ド・ウォルムズがいる。彼はセイロン島に大プランテーションを所有していた。
 ここでもマイアー・アムシェルの長男がアムシェル・マイアーとしているのと同じように、ベネディクト・モーゼスの息子がモーゼス・ベネディクトと名前を逆転させている。

 次女のイザベラはロンドンに行ったネイサンの4歳年下で、80歳の生涯であるが、詳細は不明である。近親に然るべき相手がいなかったのであろうか。
 3女のバベットも次女イザベラの3歳年少で、85歳の生涯であるが、詳細は不明である。
 4女のユーリエはナポリに行ったカールの2歳年下であるが、25歳で若死にしている。

 5女のヘンリエッテはアブラハム・モンテフィオーレと結婚している。
 二人の間に出来た娘の一人は1840年に銀行家のアンソニー・ロスチャイルドと結婚している。彼はロンドン・ロスチャイルド家2代レオポルド・ド・ロスチャイルドの庶子レオポルド・グスタフ・ド・ロスチャイルドの息子である。
 マイアー(祖)→ネイサン(3男でロンドン・ロスチャイルド家初代)→レオポルド(ロンドン・ロスチャイルド家第2代当主)→レオポルド・グスタフ(庶流)→アンソニー(ヘンリエッテの娘婿)
 複雑になってきたが、要するに近親結婚が続いているのである。
 なお、アブラハム・モンテフィオーレの弟に金塊ブローカーのモーゼス・モンテフィオーレがいる。
そしてこのモーゼス・モンテフィオーレの伯父モーゼス・モカッタは銀行家で、フランス革命に資金を提供している。

 以後も、こうした近親結婚が続いていく。要するに、初代マイアーの遺言が守られて今に到っているのである。既に書いたマイアーの夫人グトレが95歳と長生きしてマイアー家を見守り、5人の息子をしっかり後見した結果であると言える。

 近親結婚はよくないというのが現在の常識であるが、昔の天皇は近親結婚が多々であった。しかも、先の大戦でやって来た占領軍が皇族を破壊するまでは、皇后、妃は、およそ千年にわたって藤原家が出している。それで万世一系が続いてきた。
 現在の世界の王者、奥の院の中心をなすロスチャイルド家は、現在の世界の常識をものともせず、近親結婚を頑なに続けている。ひょっとしたら、ロスチャイルド家は日本の天皇の万世一系を学習しているのであろうか?
 やはり常識を疑えと言うことであろうか。
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