Entries

シオニスト

貴方はシオニストですかと訊かれて、ローゼンタール氏は「それは地獄(答え難い)の質問だ」といって、更に次のように答えた。
 
「この問題の根幹にあるのはアリヤーなる言葉の伝統的な観念だ。この言葉はヘブライ語であって、その意味は集合だとか離散(ディアスポラ)したユダヤ人の故郷パレスティナへの帰還」などと表現している。1948年以降、つまりイスラエル建国以降は、アリヤーはイスラエル政府の政策の中の基本的義務となってきた」
「アリヤー」とは何か?言葉の綴りを教えて頂けないか?との要求に対して、彼はスペルを示してくれた。更にアリヤーのもっと具体的な意味を求めると彼はこう説明した。
「アリヤーはパレスティナへの、『永久の実質的な帰還』を意味するのであって、単なる一時的な訪問ではない。シオンの丘に帰れとも言う。」シオンの丘はイスラエルのエルサレム旧市街の南西隅にある丘である。
 
我々は更にこう尋ねた。「シオニズムとは何なのか?これまで聞いてきたユダヤ人の定義によれば、シオニズムとは意味が広いそうだ。例えば、パレスティナへの永久に続く民族移住から始まって、世界中のユダヤ人からイスラエルに与える財政的支援に至るまで、すべてを総括して、シオニズムと言うそうだが」と。
 
ローゼンタール氏は答えた。
「我々の最初の指導者は、イスラエル前首相デイビッド・ベン・グリオンだったが、この人は『シオンの故地への帰還なしのシオニズムはインチキである』と言っている。ところが、イスラエルへ帰還するアメリカのユダヤ人はあまり多くない。定義ではユダヤ人は全てシオニストだという者もいるが、また中には活動的なシオニスト組織に組合費を払う正会員でない限り、シオニストではないとする者もいる。
 
ユダヤ人は国家を持たないと言われてきたが、1948年にイスラエル国家を創ってからは、ユダヤ人の還るべき故郷が現実となって現れた。そこで、至る所で様々な定義が示されるようになった。
シオニストのプロパガンダとその活動とは以下の誤った、二点の仮設の上に基礎付けられており、且つ受け入れられてきた。仮説の一つは世界中に散らばったユダヤ人全ては、パレステイナをユダヤ人の領土とするイスラエルのその国民であるとする仮説。二つ目はユダヤ人は全て帰還して国家建設に従事すべきであるという仮説である。お陰で騙され易いキリスト教徒は、彼らユダヤ人を支援しているのである」
 
普通に考えれば、国が出来たのであるからそこに還るべきなのである。ベン・グリオンの言う通りである。ところが世界中の国に住み着いているユダヤ人は、本音としては帰りたくない。そこで、その埋め合わせに、自分への言い訳に、イスラエルに何らかの支援金を払う、何らかの運動費を払う。彼らの主導するアメリカ国家も、彼らに強要されて毎年援助金(補助金)を出している。金銭の無償支援が30億ドル、そのほかに国防費の一部として武器(戦車・戦闘機など)の無償提供を行っている。
 
ドイツからはホロコーストに対する賠償金として膨大な資金が支払われている。600万人殺害されたとしてイスラエル国家に支払われ、殺害された故人の遺族にも支払われる(ホロコーストの時はまだイスラエルという国は存在しなかったのであるが)。ここでは国と個人に2重に支払われているのである。このドイツからの毎年の支払いを続けていくためには、ホロコーストの犠牲者が600万人いないと困る。最近「本当に600万人死んだのか」と問題になりつつある。これが否定されれば、賠償金支払いの基礎を失う。従って、これに対する疑問を呈することが刑法違反とされている。議論すらさせない。ドイツも完全にユダヤ人の支配する国となっている。
 
自分たちの国を創っておきながら、大半のユダヤ人は帰還しない。彼らは世界全体が自分たち人間さまのものであるから、別にイスラエルに移住する必要はないと考えているので、本音のところでは矛盾してない。
しかし、彼らの完全なる世界支配が完了するまでは、この真意を表明できないところに彼らの苦しさがあるに過ぎない。それまでは、世界中の国家の中にある彼らの隠れた国家内国家を通じて、世界支配を行っているのである。先の大戦後間もなくの1952年(昭和27年)、ハンガリーのブダペストでラビのラビノビッチが、世界中のラビの代表を集めて演説した通り、イスラエルが本部となって各国を支配することになると言う(2019年11月7日奥の院通信参照)。エルサレムを首都とする世界国家が出来上がり、千年王国が誕生するのだそうだ。

スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する